おつかれさま。今日はどんな一日だった?
どうも、とある広告マンfree がお届けするコミュニケーションの学校です。
このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。
えーとですね、前回の放送を公開した後に、通知で「あなたの放送が合計で1,500いいねになりました。」っていう通知が来ました。
僕、今まで公開した放送が全部で130個とかなので、平均すると一回あたり10ちょいくらいのイイねがついている、ということで、これが多いか少ないかは一旦別にして、もちろん僕よりもたくさんイイねがついている方も多いと思いますが、ただ僕にとってはですね、本当に有り難いことだな〜と思っています。
スタエフって、誰が再生したかはわからないですけど、誰がイイねを押したかはわかるじゃないですか。
中には、僕の放送にほぼ毎回イイねを押してくれる方もいて、僕はその人のために放送続けてると言っても過言じゃないですね。
僕も、誰もイイね押してくれなかったら、「あ、俺の放送って需要ないんだ」って思ってもしかしたら続けられてなかったかもしれないですね。
なので、いつも押していただけてる方とか、あとは、好きな放送に押してくれた方は本当にありがとうございます。
僕にとってはですね、本当に収録を続ける原動力になっています。
というわけで、本日は「魔法の言葉。“想いは同じ”」というテーマでお話させていただきます。
魔法の言葉っていうと、なんかすごくハードルを上げてしまうような感じなんですけど、
ただ、あながちオーバーでもなくて、今日は特に仕事で威力を発揮する言葉をご紹介したいと思います。
と言っても、もうタイトルで答えを言ってしまっているんですが、「想いは同じ」って言葉です。
「想いは同じ」を、「目的は同じ」に言い換えても良いかもしれないですね。
よく仕事の会議とかで、
たとえばAさんが「これはこうした方がいい」って言ったときに、
そのAさんの意見に対してBさんが「いや、それは違う。もっとこっちをこうするべきだ」
みたいな感じで、お互いの意見が割れたりとかで、対立構造みたいな感じになっちゃう時ってあったりしますよね。
そんな時に、相手の意見が自分と違ってたりすると、
「あの人はなんて分からず屋なんだ」とか思って、
相手の間違っているポイントを指摘したりとか、あとはいかに自分が正しいかを根拠を持って説明したりするんですけど、ただ相手には相手側の正しい理屈があって、そこって言い争いではなかなか溝が埋まらなかったりするんですよね。
そういうときに有効なのが、この「想いは同じ」って言葉です。
これ、僕が若手のときに、当時の先輩が使ってた言葉で、パクらせてもらいました。
たとえば、会議で、AさんとBさんの意見が食い違って若干の言い争いっぽくなったときに、その先輩がですね、
「Aさんの言ってることもBさんの言ってることも、別々のことを言っているように聞こえるけど、実は根底の想いとか目的は同じで、この部署をよくしたいってことだよね」みたいに仲裁をすると、AさんとBさんがお互い正反対の意見を言っていたように聞こえていたものが、不思議なことに、実は同じ目的やゴールを向いている仲間のように思えてくるんですよね。
僕も数年前に、会社の中の「働き方改革プロジェクト」というのがあって、
それは社内の各部署からプロジェクトメンバーを出して、社内を横断的にやるプロジェクトだったんですけど、その最初のキックオフ会議みたいのがあって、そこで案の定、意見が衝突したんですね。
たとえば、その会議では、急に「仲良くなるために飲み会をやろう」とか各論から入る人もいれば、
「いやいや」と、「働き方改革って言っても広過ぎて、誰々が考える働き方改革と、誰々が考える働き方改革って違いますよねと。早く帰ることが大事なのか。それともパワハラをなくすのが大事なのか」みたいに言う人も出てきて、ごちゃっとしちゃったんですね。
そこで僕が、この「想いは同じ」って言葉を使ったんです。
「○○が言っていることも、△△が言っていることも、想いは同じで、結局、社員皆の「従業員満足度」を上げたいってことですよね、と。
なので、皆が同じゴールを見れるように、たとえば“従業員満足度の向上”みたいに、皆が納得する共通のゴールを定めて、その上で皆で何をするべきか決めていきませんか」って言ったんです。
結果、同じ使命を全うする同士みたいな感じで尊重しあえるようにもなったし、副産物として、そのプロジェクトのリーダーに僕が任命されました。
ついこの前も、クライアントと、広告のデザインのことで多少意見が合わない時があって、
そのときに、「これを達成したいっていうゴールは、僕も○○さんと同じなんですよ。そう考えたときに、ここをこうすると、○○さんのゴールに近づくと思ったんですよ」って言ったら、僕の意見を尊重してくれて通ったんです。
たぶん、クライアント側も
「あ、なるほど、たしかに自分のやりたいことを実現するためには、こいつの意見を混ぜた方がいいかも」って思ってももらえるわけなんですよね。
なので、一見、正反対のことを言って、言い争っているように見える2人も、
大局的に見れば、目的は同じだったりすることも多くて、
目的は同じで手段が違うだけなんですよね。
富士山の山頂を目指すのは同じで、そこに行き着くルートの話で言い争っているだけだと。
なので、まずは、その目的は同じだよねっていうのを相手と認識を合わせられると、相手が仲間に見えてきて、
そうすると、お互いの意見を尊重できるようになるし、かつ、「じゃ山頂目指すのに一番はやいのは、AでもBでもなく、中間のCが良いかもね」みたいに第三の案が思いついたりするわけなんですよね。
何より一番のメリットは、メンバー間の雰囲気がよくなって、団結が強くなることだと思います。
なので、仕事で意見が対立している時は、一歩引いて俯瞰して見ると、異なっているのは「手段」であって、その先の「目的」は同じ仲間なんだよってことに気づこうねっていうお話でした。
ということで、本日は「魔法の言葉。“想いは同じ”」というテーマでお話させていただきました。
さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?
freeでした。