「早く雑用役を卒業したい」「雑用は全部若手がやらされる」
キミはこんな風に思ってないかな?
昨日、僕の後輩の若手が、「自分はまだ3年目だから雑用をやらさせる。早くこの立場から抜け出したい」と言っていた。
これには大きな勘違いがある。
キミが雑用をやっている理由を教えてあげよう。
それは、キミが仕事ができないからなんだ。
年次や年齢の問題ではないんだ。
ちょっと厳しい言い方をしてしまったかもしれない。でもそれ以上でもそれ以下でもないから、この言葉の意味をしっかり受け止めてほしい。
キミがやりたいわけでもないのに雑用をやっているということは、その雑用をキミに任命した人がいるよね。その任命した上司は、キミに雑用を任せた。つまりキミのことをまだ若手扱いして、その雑用からキミに仕事のやり方を覚えてほしいと思っているんだ。
そもそも雑用ってなんだろう。
雑用って言葉が良くないと思うけど、雑用はそもそも立派な「仕事」なんだ。
コピー取りも立派な仕事。
電話の取次も立派な仕事。
日報をまとめるのも立派な仕事。
この立派な仕事を、キミは誰よりも上手にこなせていると自信を持って言えるかな?
もし自信を持っていえないのなら、キミはまだ雑用入門レベルかもしれない。
雑用なら雑用で、誰よりも上手にこなすレベルにならないと、雑用から卒業なんて永遠にできないよ。
「この電話の置き書き、誰が書いたんだ!?めっちゃ見やすい!」
「この資料、誰がクリップ留めしたんだ?すごくめくりやすい」
と言われるくらいまでになろう。
誰でもできる仕事を、誰でもできないレベルまで工夫する。
これができると、「アイツにこんな仕事をさせておくのは勿体ない!」と周りから思われて、もっと大きな仕事が任命されるようになる。
これが雑用からの卒業なんだ。
そう、キミが不本意な仕事を与えられるのは単純にキミがまだ信頼されていないってことなんだ。
だからこそ今目の前の仕事で信頼を作っていく。
目の前の仕事を「雑用」って考えているようじゃ、まだまだだ。
それは目の前の仕事をバカにしている。
バカにしているのに、クオリティの高い仕事ができるはずがないんだ。
雑用の達人になれ。
今キミに与えられている雑用から、キミは無限に学ぶことができる。
学ぶことが何もない、って思ったとしたら、それはキミの視野の狭さでしかない。
いいかい、全ての答えは、目の前の仕事にある。
目の前の仕事に全力を尽くそう。