仕事論

部下と飲みで大事なことは、部下の「自己重要感を満たす」こと。

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おつかれさま。今日はどんな一日だった?

前回、「部下と二人で飲みに行く」ことの重要性を述べた。

今回は、その飲みに行ったときにどんな話題をすればよいか?について述べたいと思う。

一言でいうと、自己重要感を満たすことだ。

自己重要感を満たす、というはどういうことだろう?

それは部下が、「自分は価値がある」「自分は認められている」「自分はこのチームに重要な存在だ」と思うことだ。

そのようなことを言うと「部下が調子に乗って向上心を失うのでは?」と心配する人もいるかもしれない。

その心配は不要だ。

むしろ、自己重要感を満たさないと、人はモチベーションを持てないものだ。

逆に「自分には価値がない」と思ってしまう方が人はモチベーションを持てなくなるものだ。

上司が部下と飲みに行ったとき、一番やってはいけないのが「説教」だ。

部下からしてみれば、業務時間外になってまで説教されるなんざ、「この飲み時間の分も時給を払ってほしい」気持ちになるだろう。

部下に自己重要感を与えるために、飲みの場であなたがすべきことは以下の3つだ。

1,感謝
2,部下の長所(と短所)
3,未来を見せる話

1,感謝

部下に日頃の感謝を述べよう。

部下がいないと、あなたの仕事量は増える。

部下がいるおかけで、あなたのチームは回っているのだ。

この当たり前のことをあなたは忘れてはいないだろうか?

もしその部下が例えば精神的に病んでしまったりして潰れてしまった場合、人が減って仕事は残るわけだから、誰かがその仕事をやらなければいけない。

部下の代役が必ず来るとは限らない。

代役が来なかった場合、あなたがプレイヤーとしてその部下の仕事をしなければならない可能性もある。

あなたのチームの仕事である以上、ある意味その仕事はあなたの仕事である。

今までは部下がいるおかけで、あなたの仕事を助けてもらっていたのだ。

今は部下がいるからあなたは助けてもらっている立場なのだ。

その当たり前に感謝し、その感謝を部下に伝えよう。

照れくさいなんて思っていたら上司失格だ。

2,部下の長所(と短所)

部下をほめよう。

ほめられることで部下はやる気になる。

部下は自身ではその長所に気づいていないかもしれない。

あなたが伝えてあげることで、部下はその長所を自分で認識し、それを今後も活かせるようになる。

もちろん部下に短所もあるだろう。

あなたがそれを部下に指摘したい気持ちもわかるし、それを指摘しても構わない。

ただ一つだけ守ってもらいたいことがある。

それは長所を伝えたあとに、改善すべき短所を伝えることだ。

長所を伝えた上で、「ここを改善すればもっとキミは良くなると思う」と伝えれば、部下は喜んでその短所を改善するように努めるはずだ。

3,未来を見せる話

部下は少なからずとも、「将来はこんなふうになりたい」という漠然とした考えを持っていることが多い。

部下に「今の仕事が将来どんな役に立つのか」を教えてあげることで、部下の目の前の仕事の受け取り方が変わってくる。

これは、部下よりも今まで多くのプロジェクトを担当してきている上司にしかわからないし、語れないことだ。

部下より多くの仕事の経験値を持っているからこそ、部下が今向き合っている仕事がどう今後活きるか、がわかるのである。

それを伝えてあげるのが上司の役目だ。

この3つのことを部下に伝えることにより、部下が仕事における「自己重要感」を満たすことができる。

くれぐれも上司であるあなたが自慢話や説教による「マウンティング」をしてはいけない。

あなたの器の小ささを露呈するだけだ。

部下を褒めることができる上司が、器が大きく、部下のモチベーションを上げることができるのだ。

さあ新しい一日が始まる。キミは何をする?

ABOUT ME
とある広告マン “ free ”
慶應大学商学部卒。大手広告代理店に所属。 学生時代に対面コミュニケーションを学ぶため、家庭教師の訪問販売の仕事にチャレンジし、売上ゼロから1年間で全国1位の売上を記録。 大学卒業後、大手広告代理店に入社。 グローバルIT企業、食品メーカー、家電メーカー、大手教育会社、メガバンク、のCM制作などマーケティング施策を担当。 自身の仕事の挫折経験とそれを乗り越えた経験から、20代を中心に次世代を代表する人材を育てるための「ブログWING」をスタート。

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