おつかれさま。今日はどんな一日だった?
どうも、とある広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。
このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。
本日は、「返しの基本は“即答”。即答した時だけ、会話は展開する。」というテーマでお話させていただきます。
今日のテーマは「返し」ですね。
会話で「返し」が大事っていうのは、なんとなく皆さんもわかってるんじゃないかな〜と思います。
で、この「返し」にもいくつか型みたいのがあるんですけど、そのすべてに共通する基本が、この「即答」です。
つまり、即答するものだけが返しと呼べて、即答しないものはそもそも返せてないんです。
たとえば、「趣味って何ですか?」っていう会話になったとします。
で、ここでね、テンポが悪い人は回答の内容を考えすぎてしまうんです。
「えー。趣味か~。なんだろう~」みたいに、無駄な溜めを作っちゃって、会話のラリーがそこで止まっちゃうんです。
こんなん言われたら、質問した側としては、ズッコケレベルなんですね。
最悪の場合、「どこからが趣味ですか?」みたいな感じで、質問返ししちゃったりすると。
質問した側も、複数の場合は周りの人も、何でもいいから早く答えてほしいんです。会話がそいつ待ちになっちゃってるんですね。
で、即答できない人っていうのは、理由は、大体2つですね。
一つ目は、「完璧主義」ってことです。
完璧主義で真面目すぎて、回答の内容を考えすぎちゃうんですね。
「趣味は?」って聞かれたら、バチッとハマる唯一の正解を言わないと駄目な気がして、「自分にとって一番重要なのってなんだろう」みたいな、思い出す作業から始まっちゃうんです。
で、即答できない理由その2は、「保身」ですね。
こたえる内容で、自分の評価が落ちないだろうか、と気にしちゃって、中途半端な答えを避けようとしちゃんです。
ただ「自分の回答をどうするか」っていうので視野がいっぱいになっちゃってて、もっと重要な「場の空気」とか「テンポ」を見れていないんですね。
で、この2つの理由、「完璧主義」も「保身」も捨ててください。
なんでかっていうと、この「返し」で重要なのは、「何を答えるのか」っていう内容はあまり重要じゃなくて、内容云々より、即答ことが大事ってことです。
じゃあ即答するためには、どうすればいいかってことなんですけど、
たとえば「趣味は?」と聞かれたら、考えすぎず、最初に頭によぎったものをすぐ答える。
「ヨガです」でも「読書です」でも「料理です」でも、何でもよくて、何でもいいから答えれば、そこから会話が続くんです。
で、即答して会話を続けていくうちに、「あっ、もっと好きな趣味あったわ」って思い出したら、その時に追加で言い直せばいいのです。
なので、1つ目の理由の、「完璧主義」の回答から入る必要はないってことです。
あとは、そもそも「趣味は?」という質問自体に、正直大きな意味はなくて、会話の糸口に聞いてるだけなので、その答えで相手を判断することはなくて、むしろ、回答の内容よりも、その会話が楽しかったかどうかの方で相手を記憶するので、2つ目の理由の保身も、逆効果になっちゃいますよってことです。
つまり、完璧主義も保身も不要で、ちゃんとした答えを出すよりも、相手から投げれたボールを、落とさずすぐに打ち返して、ラリーを続けることの方が大事ってことですね。
なので、たとえば別の質問ですけど、
「好きなタイプの芸能人は?」って聞かれたら、
「えー誰だろう」とか「芸能人はあまり知らなくて」とかじゃなくて、思いついた人を、誰か答える。
そしたら「どの辺りがすきなの」とか、そこから会話が展開するので。
即答せずにモタモタするってことは、会話が「自分待ち」で渋滞を起こしていて、皆に待たせてるってことに気づくことですね。
話をまとめると、
会話の返しを即答できない理由は、「完璧主義」と「保身」の理由から、回答を考えすぎちゃうってことなんですけど、回答の内容云々より即答した方が会話はテンポよく楽しくできますよって話でした。
というわけで、本日は「返しの基本は“即答”。即答した時だけ、会話は展開する。」というテーマでお話させていただきました。
さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?
freeでした。