コミュニケーション論

言葉にしないことに気づけることが、優しさだ。

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おつかれさま。今日はどんな一日だった?

どうも、現役広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。

このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。

最近、この放送を聞いて「勉強になった」とか言ってくださる方がいて、そんな声をいただけると本当に嬉しくてですね、この放送を続けることの励みになっています。
本当にありがとうございます。

そういう「勉強になった」って言ってくれる方って、実は僕が言ってることってを、既に半分以上理解できていたり、行動できている方なんですよね。
それを僕が言語化しているだけ、って感じですかね。
よく子供の時に感動できなかった映画を、大人になってから見ると感動するってことあるじゃないですか。
何かに感動するとか共感するときって、自分の中にそれに反応するセンサーみたいなものが既にある状態じゃないと、共感ってできないんですね。

で、多分まったく違う価値観で生きてる人って、多分僕の放送聞いても、まったく共感できないと思うんですよね。
なので僕は、今の僕の放送に興味を持ってくれてる方に、引き続きご満足いただけるような放送にしていきたいな〜と思っています。

ということでですね、僕を褒めてくれる人に対して、「あなたも素敵だよ」と言わせていただきました。

さて、本日は、「◯◯にしないことに気づけるのが優しさだ」というテーマでお話させていただきます。
これはですね、「言葉にしないことに気づけるのが優しさだ」ですね。

彼女の「折返しはなくて大丈夫」の意味。

例えばある男性が仕事から家に帰りましたと。これ学校でもいいんですけど。彼女から着信が入ってて、留守電に「もう遅いから、折返しは大丈夫だよ」と入っていたとしますよね。
この「折返しはなくて大丈夫」って入っていたのに対して、「折返しは要らないって言ってたから」っていう理由で本当に折返ししなかったら、ちょっと冷たいですよね。

「折返しは大丈夫」って言った彼女の気持ちとしては、本当を言うと折返しもらえると嬉しいけど、相手が忙しい中「折返してほしい」って言っちゃうと、自分がワガママな人に映る気がして言えない。こういう心理ですよね。

こういう時は、何も言わずに折り返し電話してあげるのが優しさですよね。

職場で部下のツラさを察しない上司

また、別の例なんですけど、会社の中で、ある若手女性Aさんが大変そうにしてると。いろんな人から仕事を振られて、けっこうキツそうにしていると。皆がAさんを心配して、上司にちゃんとケアするように伝えたんですね。
で、その上司がAさんに「大変みたいなこと聞いたんだけど、大丈夫?」と聞いて、Aさんは「大丈夫です」と答えました。

結局、この上司は業務の改善に取り掛かることはしなかったんですね。
理由は、「だってAさん大丈夫って言ってたよ」と。
この結果どうなったかっていうと、その一ヶ月後にAさん退職しちゃったんですね。

上司に「大丈夫?」と聞かれたら、「大丈夫」ってしか答えられない立場の人もいるんですね。

Aさんとしては、「大丈夫」って言っても、上司には自分がやばい状況であることに気づいてほしいんです。

きっと、そんな中何も気づかない上司を見て、多分「もうだめだ」っていう諦めの気持ちになったんだと思います。

もうこの上司、本当に馬鹿ですよね。
ちなみに、これ、僕の会社で本当にあった話です。

2つの例からわかること

今話した2つの例からわかることは、「人には真っ直ぐには言えない、別の気持ちがある」ってことですね。
その気持ちに答える行動を取らなきゃいけないと。

で、最初の彼女の電話の折返しの件も、上司がAさんに「大丈夫?」って確認するのもそうなんですけど、共通して言えるのは、二人とも、相手のことを見ていないんですね。

人って、いつも自分のこと気にしてくれている、ちゃんと見てくれている人に安心感を抱くものなんですね。

「折返しは要らない」って言葉に対して、そのまま信じちゃう男性も、
女性Aさんの「大丈夫です」をそのまま信じちゃう上司も、
相手がいつもどんなこと考えてるか、気にしているか、っていうアンテナを張ってないんですね。
相手の心を考えるっていう習慣が欠如しちゃってるんですね。
だから言葉だけに反応している。つまり意識の問題なんですね。

常に相手の状況に対してアンテナが張っていれば、「大丈夫?」って聞くまでもなく、わかるんです。

急に別れ話をされてビックリする人とかは、まさにこのケースですね。
相手のこと見てないから、相手の心の変化を全くキャッチできてない。

急に退職を告げられてビックリする上司もこれにあたります。

つまり、話をまとめると、
自分が守るべき人については、その人が前を向けるためにはどうすればいいか、喜ぶためにはどうすればいいかっていうことを考えて、先手先手を打っていく、やり過ぎでもいいと思います。
それが、「この人、私のことちゃんと気にかけてくれてる」って安心感に繋がるんですね。

今日の話は、昨日の配信で、「“それ美味しそう”にいくつの意味が読み取れるか」というテーマの中で、言葉や行動のウラの気持ちを読み取ろう、というお話をさせていただいたんですが、そこを少し重点的にお話しました。

というわけで、本日は、「言葉にしないことに気づけるのが優しさだ」というテーマでお話させていただきました。

さあ新しい一日が始まる。キミは何をする?

freeでした。

ABOUT ME
とある広告マン “ free ”
慶應大学商学部卒。大手広告代理店に所属。 学生時代に対面コミュニケーションを学ぶため、家庭教師の訪問販売の仕事にチャレンジし、売上ゼロから1年間で全国1位の売上を記録。 大学卒業後、大手広告代理店に入社。 グローバルIT企業、食品メーカー、家電メーカー、大手教育会社、メガバンク、のCM制作などマーケティング施策を担当。 自身の仕事の挫折経験とそれを乗り越えた経験から、20代を中心に次世代を代表する人材を育てるための「ブログWING」をスタート。

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