上司・リーダー論

「ごめん、言い過ぎた」と言えるリーダーに、部下はついていく。

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おつかれさま。今日はどんな一日だった?

どうも、現役広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。

このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。

さて、本日はですね、「「ごめん、言い過ぎた」と言えるリーダーに、部下はついていく。」というテーマでお話させていただきます。

今日はちょっと仕事関連の話をしたいと思います。

「ごめん、言い過ぎた」と言えるリーダーに、部下はついていく。

たとえば、あなたに部下とか後輩がいる場合ですね、部下や後輩が思うように動いてくれなかった時とか、ミスをした時とか、部下を叱ることってありますよね。

叱ること自体は別に悪いことでも何でもなくて、今日の話は「叱った後」の話をしたいと思います。

もし、叱った後に
「もしかして、これ言いすぎたかな」
「言い方キツかったかな」
とか思った時ありませんか?
少しでもそう思ったら、結論、すぐにその場で謝ってください。

これは、もう異論は認めないです。(笑)
叱ったことを訂正するんじゃなくて、「言い過ぎた」ってことを謝るんです。

で、これね、けっこう言うの恥ずかしいと思うんですよ。
プライド高い人とかは、これなかなか言えないんですね。

本人も、多少の罪悪感持ってると思うんですけど、
面と向かって謝ることができなくて、
遠回しに他のことゴニョゴニョ話したりとか、
他の人経由で言い過ぎた的なこと言うとか。
これ全部ダメです。

ちゃんと自分の口で、本人に謝ってください。
言わなきゃいけないです。

で、本人に言えない理由は一つです。
「恥ずかしい」です。
しょうもない理由でしょ。
この「恥ずかしい」っていうのは、ただの保身なんですね。

本当に悪いと思ったなら、相手に謝って相手の心を守らなきゃいけないんですね。

以前、「Thank youとI love Youの伝え方」っていう動画でも話したんですが、自分の恥ずかしさよりも、相手が喜ぶことを優先して、行動する勇気がある人が、本当の意味で優しくてカッコいい人なんですね。

叱ること自体は間違いじゃない。

で今日は「叱るときに、言い過ぎたら謝る」っていう話なんですが、この叱ることについてちょっとお話しようと思います。

昨今、少しでも叱れば「パワハラと訴えられるんじゃないか?」と恐れて、部下を叱れない上司が増えているんですね。
部下から嫌われないことを優先するために、部下を叱れない。

部下を指導するっていう意味で、部下を叱ること自体は全然悪いことじゃないんですね。これがまず大前提。

むしろ部下がビジネスマンの道を踏み外している行為をしてるときは、それを是正するために叱らなきゃいけないんですね。
部下が明らかに間違ったことをしてるときや、怠慢な行動を取ってるとか、そういう時に、上司が叱らずに見過ごすのは、上司としての仕事を放棄しているのと同じなんですよね。

言い過ぎたと思ったら、すぐ謝る。内容よりも早さ。

以上の通り、叱ること自体は問題ないんですが、ここからの論点は「言い方がどうだったか」です。

叱る時にやってはいけないのが、
・「お前は能力が低い」など、今回の事象とは関係がない自尊心を傷つけるような言葉
・やたら長い時間の説教
ですね。

もうこれは論外ですね。
叱り方として間違っているし、言われた方も、態度を改めるどころか、恨みしか残りません。これはもう単純に上司としての能力が低いんですね。

そのほかは、
・口調が強すぎる
場合ですね。

こういう時は、
「さっきは言いすぎてごめん」
「さっきはキツイ言い方してごめん」
ってすぐに謝ることですね。

言い方云々よりも、すぐに謝ること。

謝ることで、部下は「自分は嫌われてはいないんだな」と安心する。

言い過ぎたことを上司が謝ることのメリットがあって、
叱られた方が「よかった。自分は嫌われてるわけではないんだ」と思えて、安心できるんですね。
自分という人間が嫌われてるからじゃなくて、自分がミスした「事象」について叱られたっていうことが理解できる。人格と出来事を切り離して考えることができて、ちゃんと冷静に今回の失敗を反省し、改善するよう心がけることができる。

言い過ぎで終わっちゃうと、「なんだよ」っていうムカつきだけが残って、言われたほうは反省しないんです。これじゃ本末転倒ですよね。

「行き過ぎ」を修正するからこそ、最適な場所を探れるようになる。

世の中の上司って、2極化というか、両極端なんですね。
「言い過ぎ」な上司と「言わなすぎ」の上司、ほとんどこの2つですね。
その中間の「厳しくもあり、優しくもある」っていう最適なコミュニケーションを取れる人が圧倒的に少ない。

でここからの話は、僕「振り子の原理」って読んでるんですけど、
振り子って、中心から左右に触れることで、中心に収まるようになるじゃないですか。

中心が「一番適度なライン」だとした場合、
右と左に何回も行き来するから、最終的に中央に収まるんですね。

ずっと右側のまったく怒らない側にいても、
ずっと左側の怒りすぎる側にいても、中央にはいけないんですね。

行き過ぎて、だから戻って、また行き過ぎて、また戻る。
「怒りすぎて」 で「謝って」、その往復で、だんだん修正されていって、絶妙な叱り方ができるようになるんですね。

怒り過ぎたら、まずは「言いすぎてごめん」と謝ることが、理想のリーダーへのスタートラインですね。

で話をまとめると、怒りすぎもダメ、怒らなすぎもダメ、叱るべき時は叱って、少しでも「言い過ぎたかな」と感じた時は、秒で謝りましょう、というお話ですね。

というわけで、本日は「「ごめん、言い過ぎた」と言えるリーダーに、部下はついていく。」というテーマでお話させていただきました。

さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?

freeでした。

ABOUT ME
とある広告マン “ free ”
慶應大学商学部卒。大手広告代理店に所属。 学生時代に対面コミュニケーションを学ぶため、家庭教師の訪問販売の仕事にチャレンジし、売上ゼロから1年間で全国1位の売上を記録。 大学卒業後、大手広告代理店に入社。 グローバルIT企業、食品メーカー、家電メーカー、大手教育会社、メガバンク、のCM制作などマーケティング施策を担当。 自身の仕事の挫折経験とそれを乗り越えた経験から、20代を中心に次世代を代表する人材を育てるための「ブログWING」をスタート。

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