おつかれさま。今日はどんな一日だった?
どうも、とある広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。
このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。
さて、本日は「映画“シンデレラ”に学ぶ対人術」というテーマでお話させていただきます。
で、このシンデレラなんですけども、これをただの恋愛映画と思っちゃダメですよ。シンデレラは、僕的に「人生の教科書」と言ってもいい位、人との付き合い方とか考え方とかの叡智が詰まっている作品だと思ってます。
俗に言う「シンデレラストーリー」って言葉あるじゃないですか?
一般的にシンデレラストーリーっていうと、「何の取り柄もない一般的な女性が、お金持ちの男性と結婚して幸せを掴む」みたいに、一種の「成り上がり」とか「玉の輿に乗る」みたいなニュアンスで使われることが多い気がするんですね。
結果だけ見ると、このシンデレラの映画もそうなんですけど、そのプロセスを見なきゃダメなんですね。
って30代の男がシンデレラを語っているわけなんですけども(笑)、でも本当の話、このプロセスを見れば、主人公のシンデレラがシンデレラ・ストーリーを起こす必然性を教えてくれるんですね。
なので、シンデレラはビジネス書なんです。みなさん気づいてました?(笑)
なので、女性向きの話かと思いきや、男女ともに勉強になる話なんですね。
まず、あらすじに沿って話しますね。
主人公は「エラ」という名前の女性です。
「シンデレラ」っていうのは、エラをいじめた義姉妹が「汚ない灰のようなエラ」っていう意味で、皮肉で付けた悪口ですね。
シンデレラは、元々は優しい両親に育てられるんですけど、お母さんが亡くなった後にお父さんが再婚して、その再婚相手の義母と美姉妹がとんでもねえ意地汚い女なんですよね。
で頼みのお父さんも旅先で亡くなって、その意地悪な再婚相手の義母と義姉妹と暮らさなきゃいけなくなると。
で、その義母と義姉妹にいじめられ続けて、心が折れそうになって、馬に乗って家を飛び出すんですね。
で森の中で「キット」と名乗る男の人に出会って、運命が変わっていくと。
で、その「キット」っていうのは、正体はその国の王子様なんですよね。
で部下と一緒にシカの狩りをしに森に来てたんですけど、シンデレラと会ったときに、部下に対して、自分のことを「王子」って呼ぶなと合図するんですね。なので、王子としてではなくて一人の男として勝負すんですね。
シンデレラも王子のことを王子とは知らず、「素敵な見習いの紳士であるキットさんて人と知り合った」と喜ぶんですね。
で、ここで学び① 男は肩書に頼るな。自分の人間性で勝負しろ。
うちの会社とかでもいるんですけど、すぐ名刺出したがるやつね。
肩書に頼ると、自分の人間的成長を放棄しちゃうんですよね。
で、話の続きで、王子であるキットは、その後に、シンデレラと再開したいがために、「自分の結婚相手を国中の女性対象に募集する」っという名目の、全国民を対象にした舞踏会を開いて、それに国中の女性が玉の輿を狙って、舞踏会に殺到するんですね。
で、シンデレラも、王子というよりも、「その舞踏会に行けば、森で会ったキット青年と再開できるんじゃないか」って思って自分も行こうとすると。
でも意地悪な義母と義姉妹にドレスを破かれて断念するんですね。
家の前の道を意気消沈してフラフラとシンデレラが歩いていると、浮浪者の年寄りの女性が近づいてきて「パンとミルクを恵んでくれないかい」とお願いしてくると。そんな嫌なことがあった直後で、かつそんな人に対しても優しさを忘れないシンデレラはパンとミルクを与えてあげるんですね。
で、実はこの浮浪者の正体は、魔法使いの“ゴッドマザー”って人で、浮浪者の格好をしていた自分に対してパンとミルクをくれたシンデレラに魔法をかけて、青いドレス、かぼちゃの馬車を授けて、シンデレラを舞踏会に向かわせるんですね。
でここで学び② 「神様は困った人の姿で現れる」ですね。
多くの人は、人を自分より上か下かをすぐ判断して、自分より上の人にはペコペコして、下の人にはイキったり雑に扱ったりする人が多いんですね。
たとえば、若手のポンコツ社員に対して、怒鳴り散らかしていじめてたとしますと。でもその若手が、その後みるみる成長して出世して立場が逆転した時、いじめてたオヤジは、逆に自分が困った時助けてもらえなくなりますよ。でもポンコツだった若手に対して、親切に接していた人は、ポンコツが成り上がった時に、あの日の恩を感じて恩返しをしてくれるものなんですね。一人に対しての接し方が、自分に返ってくるんですね。
で、無事シンデレラは、舞踏会の会場につくと。
で、王子はシンデレラを見た瞬間、シンデレラに歩み寄り、2人で踊って、そのまま2人で城の外に消えていくんですね。
で、ここで学び③ 「比較するな。本命を一本釣りしろ」ですね。
国中の女性が集まってるんですよ。普通だったら、「他にもっといい女いないかな」って品定めしちゃいそうじゃないですか。
でも王子はそんなことしないんです。
他には目もくれず、すぐにシンデレラを連れ出すっていうスピード感ですね。ここで他の女の人を見てモタモタしてたら、シンデレラも興ざめですよ。
というわけで、この映画の学びをまとめると、
学び① 男は肩書に頼るな。自分の人間性を磨け。
学び② 「神様は困った人の姿で現れる」
学び③ 「比較するな。本命を一本釣りしろ」
以上3つですね。
で、最後に、実写版の映画「シンデレラ」のコピー知ってますか?
で、また僕も広告代理店の人間なのでコピーの話になってしまうんですけど、コピーっていうのは、その商品やサービスの本質を、たった一言で言語化する作業なんですね。
で、この実写版シンデレラのコピーが「本当の魔法は、あなたの勇気」っていうコピーなんですね。
で、僕このコピーがめっちゃ好きで、しかも、この映画の本質も一言で表してると思うんですよね。
「魔法」っていうと、何か人の力を超えた特殊な力が働くイメージがするじゃないですか。ディズニーだったなら尚更そう思われるかもしれないですけど。
この映画で言うと、「何もないヒロインが、魔法の力によってたまたま幸せになりました」じゃないんですよ。そんなご都合主義な生ぬるいハッピー話じゃないんですね、この映画は。
そうじゃなくて、すべて、小さな行動とかコミュニケーションによって、結果が変わるってことを教えてくれる映画なんですね。
というわけで、本日は「映画“シンデレラ”に学ぶコミュニケーション」というテーマお話させていただきました。
さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?
freeでした。