コミュニケーション論

映画の話は「面白かった」じゃわからない。何を話せばいい?

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おつかれさま。今日はどんな一日だった?

どうも、現役広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。

このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。

さて、本日は、「映画の話は“面白かった”じゃわからない。何を話せばいい?」というテーマでお話させていただきます。

よく、友達とかと映画の話をする時って、ありますよね。

たとえば、あなたが最近「◯◯と見た」と話をして、
それに対して、友達が「面白かった?」と聞いてくると。

その答えとして、普通だったら「面白かったよ」とか答えると思うんですが、これだと、そこで会話終わっちゃうんですよね。

しかも、「面白かった」っていう言葉を聞いても、それで友達が「自分も見たい」ってなるかというと、あんまりならないんですよね。

こういう時に、「面白かった」という情報をどう伝えると、その会話が面白くなるかっていう話を今日はしたいと思います。

で結論を言うと、「印象に残ったシーンを1つ言う」ですね。

たとえば、僕の好きな映画の一つに、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」という映画があるんですけど、この映画は、9.11のテロで父親を亡くして、心に傷を負った少年が少しずつ再生していく話になるんですね。
で、お父さん役がトム・ハンクスなんですけど、この映画で僕が印象に残っているシーンが一つあるんですね。

で、どういうシーンかって言うと、「主人公の少年がいつも通り学校から家に帰ってきて、家に一人でいる時に、家の電話が鳴るんですね。電話には誰からの電話かっていうのが表示されるんですけど、お父さんの名前が表示されてて、お父さんからの電話ですと。少年が「いつも通りどうせ大した話じゃないだろう、と思って電話に出なかったんですね。その後、少し時間が経った後に留守電が入ってて、それ再生してみると、さっきのお父さんからの電話だったんですね。その留守電は、お父さんが貿易センタービルで働いてて、職場からの電話だったんですね。「すごい事故に巻き込まれた。テレビを付けてくれないか?」という電話でした。で、その留守電聞いて、少年がテレビをつけた瞬間、まさにその時にテレビの中で貿易センタービルが崩れ落ちたと。その瞬間、少年もテレビをつけたまま、ショックで崩れ落ちちゃったんですね」

僕はこの映画を見てから、親からの連絡は大切にしよう、って思うようになりました。

こんな感じで、印象に残ったシーンを一つ伝えると。
こうやって印象に残ったシーンを一つ伝えると、ただ単に「面白かった」って言葉だけの時と比べると、急にその映画が輪郭を持ってイメージが湧いてくるんですね。

できれば、シーンを伝えるのにプラスして、自分がどう感じたかを一言添えるとベターだと思います。

こういう風に話せるようにするためには、映画を見終わったあとに、印象に残ったシーンを一つ、決めておくといいと思います。

もちろん、本当に面白い映画って、印象的なシーンが何個もあるんですけど、人に伝えるときは、何個も伝えると逆に伝わらなくなっちゃうんで、一つだけに絞って、その代わりそのシーンを詳細に伝えるってのがいいんじゃないかなと思います。

で、まとめますと、面白かった映画の紹介をするときは、印象的なシーンを一ついいましょう、というお話でした。

この話を聞いていただいて、ご感想等あればコメントいただけると嬉しいです。

というわけで、本日は、「映画の話は“面白かった”じゃわからない。何を話せばいい?」というテーマでお話させていただきました。

さあ新しい一日が始まる。キミは何をする?

freeでした。

ABOUT ME
とある広告マン “ free ”
慶應大学商学部卒。大手広告代理店に所属。 学生時代に対面コミュニケーションを学ぶため、家庭教師の訪問販売の仕事にチャレンジし、売上ゼロから1年間で全国1位の売上を記録。 大学卒業後、大手広告代理店に入社。 グローバルIT企業、食品メーカー、家電メーカー、大手教育会社、メガバンク、のCM制作などマーケティング施策を担当。 自身の仕事の挫折経験とそれを乗り越えた経験から、20代を中心に次世代を代表する人材を育てるための「ブログWING」をスタート。

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