コミュニケーション論

映画「シンデレラ」に学ぶ、シンデレラ・ストーリーの起こし方 〜おすすめ名作映画シリーズ〜

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映画「シンデレラ」は人生の教科書だ。

ただの恋愛映画と思うことなかれ、映画「シンデレラ」は人生の教科書と言ってもいいほど、人としてどう生きるべきかの指針を与えれくれる映画です。

俗に言う「シンデレラストーリー」と称されるのは、何も持たない一般女性が、短期間で成長し、脚光を浴びたり、お金持ちの男性と結婚して幸せを掴むような一種の「成り上がり」「玉の輿に乗る」的なニュアンスで使われることが多いです。
結末だけ見ると、それは映画版のシンデレラでも同じです。

ただ、そのシンデレラ・ストーリーを起こすにあたり、その必然性があることが、この映画は教えてくれます。

映画「シンデレラ」あらすじ

両親の愛に恵まれ、理想的な家庭で育てられる、少女エラ。
ある日、エラは最愛の母が病気により死期が近いことを知らされます。

死期の近い母は、エラに人生の試練を乗り越える秘訣を話します。
それは「どんな時でも勇気と優しさを忘れない」ということでした。

母の死後、父はある女性と再婚します。
エラの義母となる再婚相手の女性には娘が2人いました。

再婚後、父は実母の後を追うように旅先で亡くなり、残されたエラは義母と義姉にイジメられる毎日を過ごします。
意地悪な義姉は、「汚ないエラ」という意味からエラを「シンデレラ」と悪口で呼ぶようになります。
いじめられながらも勇気と優しさを忘れずに努めるエラですが、とうとう心も折れそうになり、馬に乗って家を飛び出します。そこで、「キット」と名乗る男性と出会うことになり、エラの運命を変えていくことになります。

「決まりごと」ではなく、自身の美意識を軸に生きる。

山口周さん著の「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか」「NEW TYPE」では、決まりやルールを無批判に受け入れることへの危険性を訴えています。

「ルールで決められたことだから正しい」のではなく、「真善美」という軸でものごとを判断し、行動をする、ということです。

あらすじで前述したように、シンデレラは森で王子のキットと出会います。

シカの狩りをしているキットに対して、シンデレラは「シカを殺さないで」と言います。キットは「殺すのが狩りだ」というと、シンデレラは「決まりごとが正しいの?」と、自身の真善美を軸とした反論をします。王子であるキットはシンデレラに感心し、狩りをやめます。そんな心のきれいなシンデレラにキットは胸を打たれるようになります。

いい男は、肩書ではなく、一人の男として勝負する。

森で狩りをしている最中にシンデレラと出会ったキットは、部下に狩りの中止命令を出します。そして、部下に自分を「王子」と呼ばないように合図します。
王子としてではなく、一人の男として見てもらえるようにするためにです。

シンデレラもキットのことを王子とは知らず、「素敵な見習いの紳士と知り合った」と喜びます。

王子のキットは「森であった娘」であるシンデレラと再開することを目的に、自分の結婚相手を募集する舞踏会を開きます。
義母と義姉は、王子と結婚することで玉の輿を狙うために舞踏会に出かけます。

神様は、困った人の姿をして現れる。

「舞踏会に行けば見習いのキットと再会できるかも」と参加を考えるシンデレラですが、またも義母と義姉の意地悪でドレスを破られてしまい、舞踏会に行けなくなります。

意気消沈しているシンデレラの前に、浮浪者の年寄りが近づいてきて「パンとミルクを恵んでくれないか」とお願いしてきます。そんなときでも優しさを忘れないシンデレラはパンとミルクを与えます。

この浮浪者の正体は魔法使いのゴッドマザー。優しさを持つシンデレラに魔法をかけ、青いドレス、かぼちゃの馬車を授け、シンデレラを舞踏会に向かわせます。

汚らしい貧乏な人にでも優しさを忘れないシンデレラ。誰も見てようで、実は神様は見ているのです。

いい男は、最初に本命に声をかけ、他は見ずにさっさと抜け出す。

舞踏会には王子を射止めようと国中からたくさんの女性が詰めかけます。

普通であれば、「多くの女性と話してみて、そこから自分に合う人を選びたい」と思ってしまいそうです。

王子はそんなことしません。

最初からシンデレラ以外には目もくれず、シンデレラが現れた瞬間、シンデレラに声をかけてダンスを申し込み、そのまま二人で消えてしまいます。

婚活は、無闇に出会いに行くより、自分を磨く。
自分を磨く人は、向こうから見つけてくれる。

婚活というと、婚活パーティや婚活サイトなど、いかに男性と出会うかが注目されます。

しかし、どんなにたくさんの男性と出会っても、自分が選ばれる人間でなければ、出会うだけ無意味です。

準備ができてないのです。
準備ができていない状況でどれだけ出会っても意味がありません。

逆に自分を磨いている人を、良い男は放っておきません。
シンデレラは自ら出会いを求めていたわけではありません。
いつでも優しさを忘れずに、自分という人間の価値を保ち続けました。
こういうのが準備ができれいる状況です。
たとえ本人が望まなくても、そのような準備が整った人に、運命の出会いは訪れるのです。

『本当の魔法は、あなたの勇気』

僕はこのコピーを映画史上最高のコピーだと思っています。

人が軌跡を起こす時、何か魔法のような得体の知らぬものの力が働くように感じます。
ディズニー映画なら尚更です。

何もないヒロインが、魔法の力によって幸せになる…。
シンデレラはそんなご都合主義の生ぬるいハッピー話でありません。

このコピーにそれが込められています。
奇跡を起こす魔法の正体は、他ならぬヒロイン本人の勇気と優しさなのです。

エラ(シンデレラ)が母から授かった遺言。
「人生の試練を乗り越える秘訣は、勇気と優しさを忘れないこと」
これを貫き通すことが、シンデレラ・ストーリーを引き起こすコツなんだ、とこの映画は教えてくれます。

さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?

ABOUT ME
ぶんぶん
慶應大学商学部卒。大手広告代理店に所属。 学生時代に対面コミュニケーションを学ぶため、家庭教師の訪問販売の仕事にチャレンジし、売上ゼロから1年間で全国1位の売上を記録。 大学卒業後、大手広告代理店に入社。 グローバルIT企業、食品メーカー、家電メーカー、大手教育会社、メガバンク、のCM制作などマーケティング施策を担当。 自身の仕事の挫折経験とそれを乗り越えた経験から、20代を中心に次世代を代表する人材を育てるための「ブログWING」をスタート。

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