コミュニケーション論

”Thank You”と”I LOVE YOU”は、相手に伝えないと、思っていないのと同じ。

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おつかれさま。今日はどんな一日だった?

どうも、現役広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。

このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」というものを体系化してお届けすることで、みなさんの日々の生活を豊かにできればと考えています。

さて、今日は「”Thank You”と”I LOVE YOU”の伝え方」というテーマでお話させていただきます。

なんか急にロマンチックなテーマに聞こえたかと思うんですが(笑)、コミュニケーションを語る上ではとっても大事なことなので、今日の話はしっかり心に刻んで、かつ必ず行動に移せるようにしてもらえると嬉しいです。

さて、「”Thank You”と”I LOVE YOU”」ということで、つまり「ありがとう」と「好き」なんですが、まず「好き」の方から話したいと思います。

好きと伝えれば、少なくとも相手は幸せな気分になる。

たとえば、あなたに好きな異性がいるとします。ここでは相手と、結婚していたり付き合っていない状況を思い浮かべてください。

その人と付き合いたいと思ったとき、「好きです。付き合ってください」と言いたいとは思いつつ、失敗したときのことを考えると伝えるのをためらっちゃいますよね。
そしてそのまま時間が過ぎ、学校の場合だと卒業とか、会社の場合だと異動や退職で、会わなくなると、その人とは付き合えず、またその人もあなたから好かれていたという事実を知らずに人生を送っていくことになりますよね。

その場合、あなたがその人を好きだったという事実は、あなただけが知っていて、日の目を浴びることなく、この世には出ずに終わってしまうと。
つまり「なかったこと」と同じになってしまうんですね。

これって、すごく勿体ないことだと思いませんか?

たとえば、成功するしないに関わらず、相手に伝えてさえいれば、少なくとも相手はあなたから好かれていることを知ることができた。

自分が好かれていることを知って、相手が嫌がると思いますか?
あなたが相当嫌われていたら話は別ですけど、少なくとも自分が好かれていることを知ったら嬉しくないですか?

相手に好意を伝えた結果、「あなたとは付き合えない」と思ってお断りをされるかもしれない。
でも、誰かから好きになってもらえたというその事実が、いつかその人が落ち込んだ時の救いになるかもしれないですよね。

であれば、好きなことを相手に言わない理由ってないと思うんです。

失敗が怖くて言えないのは、自分のことしか考えてないから。

もちろん、断られたらあなたはショックを受けるかもしれない。
ただ仮に断られても、伝えた相手が喜んだり、いつかその人の心の糧になるってことを考えると、それってすごく意味がある行為だと思うんです。

本当に相手のこと好きだったら、ちゃんと伝えることが相手の幸せに繋がると思って、きちんと好きだと伝えてあげる。
これが本当の優しさだと思うんですよね。

断られるのが怖くて言えないのは、ただの保身。

もし断られるのが怖くて好きと伝えられないなら、それって、自分のプライドとかメンツが大事っていうただの保身で、あんまりカッコいいことじゃないですよね。

なので、「成功するか、否か」っていうことを心配するより、「相手に、あなたのその想いを残すか、もしくはなかったことにするか」という基準で考えて行動を選んだ方がいいと思います。

これはもう一つの「ありがとう」という”感謝”の言葉も同じです。

親に感謝を伝えよう。

あなたは普段、自分のご両親やおじいちゃん・おばあちゃんに、感謝のことばを伝えていますか?
仕事でいうと、後輩や部下などに、感謝のことばを伝えていますか?

正直、上司やお客さんに感謝の言葉を伝えるって、けっこう皆やってると思うんですよね。
日本のサラリーマンは、息をするようにおべっかを言う生き物だと思うので。

じゃあ逆に、部下や後輩には感謝の言葉を伝えていますか?
あとは、ご家族には伝えていますか?

上司やお客さんには感謝の言葉は言えるけど、部下や家族には言いにくい、という人が多いんじゃないかと思います。
なぜか、自分にとってしゃべりやすい人ほど、感謝の言葉が言えないものなんですね。
これ、本当は逆にしなきゃいけないですよね。

これ、何でできないかっていうと、ただの照れなんですよね。

これはさっきの「好き」と伝えることと、同じ話ですが、感謝の言葉も、相手に伝えないと、なかったことと同じになるんです。

部下はあなたからの感謝を言われるだけで、辛い仕事も頑張れるものなんです。

そして、ご両親やおじいさん・おばあさんは、あなたから感謝の言葉を言われるだけで、今までの苦労がすべて洗い流されるくらい、救われた気持ちになるんです。

あなたが感謝を伝えるのが恥ずかしい相手ほど、言われたら喜んでくれる相手なんですね。

ご両親も永遠に生きられませんし、いついなくなってしまうかもわからないですよね。もし、明日あなたのご両親が亡くなったら、あなたは感謝の言葉を言い忘れたことを絶対後悔すると思います。

いなくなってから感謝に気づくのは、あなたが普段甘えている証拠。

多くの人は、相手がいなくなった時に「もっと感謝の言葉を伝えればよかった」と後悔するんですね。
でも、いなくなってから気づくんでは、遅いんです。
正直、いなくなってから気づくのは、普段その人がいてくれて当たり前・やってくれて当たり前っていう状態になっていて、感謝が欠けているんです。その人に甘えてるんです。だから急にいなくなると困るんです。
相手はいつまでもあなたの側にはいてくれません。いつかあなたの側を去る日が来ます。それは十年後かもしれないですし、明日かもしれないんです。

「好き」を伝えるのも、「ありがとう」を伝えるのも、こっ恥ずかしいことだと思います。
でも、自分の恥よりも、相手の幸せのために、ちゃんと伝えてあげる、行動できるって人がやっぱりカッコいい人だと思います。

つまり、「ありがとう」も「好き」も、すぐ言え、っていう話ですね。

というわけで、本日は「”Thank You”と”I LOVE YOU”の伝え方」というテーマでお話させていただきました。

さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?

freeでした。

ABOUT ME
とある広告マン “ free ”
慶應大学商学部卒。大手広告代理店に所属。 学生時代に対面コミュニケーションを学ぶため、家庭教師の訪問販売の仕事にチャレンジし、売上ゼロから1年間で全国1位の売上を記録。 大学卒業後、大手広告代理店に入社。 グローバルIT企業、食品メーカー、家電メーカー、大手教育会社、メガバンク、のCM制作などマーケティング施策を担当。 自身の仕事の挫折経験とそれを乗り越えた経験から、20代を中心に次世代を代表する人材を育てるための「ブログWING」をスタート。

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