おつかれさま。今日はどんな一日だった?
どうも、とある広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。
このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。
本日は「想いを伝える、たった20秒の勇気。映画“幸せへのキセキ”」というテーマでお話させていただきます。
えー久々の投稿になってしまってごめんなさい。
今日ご紹介する映画は「幸せへのキセキ」っていうタイトルの映画で、
「幸せの力」とか、まあ似たようなタイトルが多いんですけども、
この「幸せへのキセキ」はマット・デイモンが主演の映画です。
この映画は、知名度的にはそこまで高くないかもしれないんですが、
気持ちがほんわかしたい人に、本当にオススメな、ステキな映画です。
どんな話かっていうと、
マット・デイモンがお父さん役で、奥さんを既に亡くしてしまっていて
息子と娘の三人で暮らしているんですけど、心機一転、新しい住まいを探すと。
で、実際に引っ越しを決めた家が、山の中のド田舎にある家で、
なんと、その家がですね、動物園が付いている家なんです。
どういうことかっていうと、その家の前の持ち主が、
家と、その家の隣にある動物園を経営していて、
次にその家に住む人は必然的に動物園のオーナーにもなると。
動物園は次のオーナーが決まるまで休止していたんですけど、
マット・デイモン一家が越してきたことで、飼育員の人たちと協力して動物園の再開を目指すと。
そのプロセスと並行して、家族の人間関係だとか、息子の恋愛事情とか、
様々な人間関係のモヤモヤがコミュニケーションによって晴れていくと。
そういうストーリーになります。
この人間関係のモヤモヤが解決されていくのが、本当に見てて気持ちいいと言うとか、
「コミュニケーション」ってこういうことなんだなって学べるんですね。
もちろん、この動物園再開までの苦難のストーリーが背骨としてありつつも、
今日は、この映画の中で触れられる「人間関係の改善」の部分にフォーカスしてお話したいと思います。
この映画の中でギクシャクしている人間関係は2つあって、
1つ目は、主人公のマット・デイモン演じるお父さんと息子の関係で、
2つ目は、息子と少女リリーの関係、になります。
まず映画の冒頭から、お父さんマット・デイモンの奥さんが既に亡くなっていて、
息子と娘の三人でくらしていることがわかるんですね。
で、お母さんを亡くしてから息子は学校でも問題児的な感じになって、ずっとやさぐれていて、
学校も退学になってしまうと。
そんな中、泣きっ面に蜂というか、
都会暮らしから、クソど田舎の動物園付きの家に引っ越しさせられると。
これ、多感な時期の息子からすると、たまったもんじゃないかもしれないですよね。
お父さんのマット・デイモンは、そんな息子の感情の機微を察せずに、
ただ問題児な素行(そこう)に対して説教を繰り返して、息子と段々距離が広がってしまって、
ある日ですね、お互いの不満が爆発して、口論になってしまうと。
その後、お父さんは、夜一人で思い悩んでいる中に、そこに息子が話に来るんです。
ここは本当に息子くん偉いなと思いました。
そんな息子に対して、マット・デイモンがステキな提案をするんです。
「お互いに言ってほしい言葉を言おう」と。
その言ってほしい言葉は、それぞれですね、
息子は「こんな田舎に連れてきてごめん」で、
お父さんは「お父さんは素晴らしい」って言う言葉だと。
お互いにそれを聞いて、ニヤってして、本当に心温まるシーンなんですね。
それまでは、お互いが何を求めているかを無視して、
否定し合って来たからギクシャクしてしまってたんですが、
お互いが本心をさらけ出して、一気に2人の間の緊張感がほぐれるんです。
で、息子がここでお父さんに悩みを相談するんですね。
実は、動物園の開園準備を手伝ってくれているメンバーに、
リリーっていう、息子さんと同年代の女の子がいて、前まではずっと息子くんに優しくしてくれていたのに、最近急に無視するようになったと。
実はこれ、息子くん側がそのリリーちゃんに冷たい態度を取っていたのを本人が気づいていなかったんですけど、息子くんも「もしかしたら僕が何かサインを見逃したのかも」って悩んでいると。
そこでお父さんがアドバイスするんです。
「自分の想いを伝えろ」と。「必要なのはたった20秒の勇気だけだ」っていうんですね。
よく「勇気は一瞬。後悔は一生」みたいに言ったりしますけど、「たった20秒」っていう具体的なのがいいですよね。
言われる側も「20秒だけなら頑張ってみようかな」って思いやすいかもしれないと。
で息子くんは、お父さんからもらったアドバイスどおりに、
リリーちゃんに「キミのことが好きだ」って、自分の想いを伝えるんです。
でリリーちゃんも「私もよ!」って言って、2人は無事仲直りすると。
ここで、「お父さんと息子の関係」と、「息子とリリーちゃんの関係」っていう、
2つのギクシャクしていた人間関係の氷が一気に解けるわけなんですけども、
「想いを伝える」ってことの大切さが本当に伝わってくるステキなシーンになっています。
で動物園も無事開園に至って、めでたしめでたしと。
で、最後のラストシーンがいいんですけど、
お父さんが息子と娘を連れて、お父さんと亡くなった奥さんが、初めて出会った思い出のカフェに連れて行くんです。
実はこの映画の中で、お父さんのマットデイモンが思い出のこのカフェの前を通るのを避けるシーンが何度か出てきて、その伏線が回収されるシーンなんですよね。
お父さん自身も、ようやく前を見れるようになったっていう意味だと思うんですけど。
で、そこで息子と娘に、初めて奥さんと出会った時に声をかけたシーンを話すんです。
で「必要なのは、たった20秒の勇気だ」って言って、奥さんに声をかけるシーンを再現すると。
声をかけられたときの奥さんの返しの言葉も、ちゃんと伏線を回収する言葉になってると。
っていう、ラストシーンも凄くステキな映画になっています。
本当に心がほんわかする映画ですし、
「想いを伝える」っていう、コミュニケーションにおいても本当に大切なことが学べる映画なので、気になった方は是非見てみてください。
というわけで、本日は「想いを伝える、たった20秒の勇気。映画“幸せへのキセキ”」というテーマでお話させていただきました。
さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?
freeでした。