おつかれさま。今日はどんな一日だった?
どうも、とある広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。
このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。
さて、本日は「心の中で写真を撮れる人に、色気を感じる。」というテーマでお話させていただきます。
今って、何でもすぐにスマホで写真を撮りますよね。
たとえば、ステキなレストランにカップルで食事に行ったとして、美味しそうな料理が運ばれてきた時に、食べる前に「ちょっと待って」とか言って、スマホを取り出してパシャっと取ると。
で、この時点で、相手の人はガッカリなんです。
そのお店がいいお店であればあるほど、料理をスマホで写真に撮ってる姿って、滑稽で浮いてしまっていて、品がない人にしか見えない。
で、この行為にガッカリしているのは、実は一緒にいる相手だけではなくて、お店の人もガッカリさせてるんです。
相手の人とか、シェフが見たいのは、スマホで写真を取ってる姿ではなくて、運ばれてきた料理に、あなたが感動してる姿なんです。
食べる前に、美味しそうに眺めている顔と、食べた瞬間の「美味しい」っていう顔が見たいんです。
なので、ブログとかインスタにアップするよりも、今目の前の料理に集中してほしいと思ってるんですね。
作ったシェフとしても、スマホなんか出してないで、できたての味や匂いを味わってほしいんです。
写真撮ってる時点で、もう後の事を考えてしまっていて、その場を味わえてないと。
本当にいいものは、写真に残すよりも、生で体験することの方が、何倍も価値が高くて、写真を取ろうとしている時点で、目の前のものに対する集中力が落ちて、生で味わう感動が薄れるんですね。
ディズニーランドとか行っても、目の前でパレードやってるのに、パレードの写真を取ることに必死になってたり、サッカーを見に行っても、試合の写真取ってると。
これじゃ、せっかく生の体験をしに来ているのに、テレビとか雑誌越しに見るのと結局同じですよね。
料理も景色もそうなんですが、写真に残そうとする時点で、その人は視覚でしかものを見てなくて、でも生の体験は、五感で感じることが重要なんです。見た目、匂い、手触り、とか、五感全部を使って味わうものなんですね。
あとは、スマホで撮った写真は、その場だけじゃなくて、後日誰かに見せたとしても、大した感動はないんです。
たとえば誰かに、この前食べた美味しい料理の話をする時でも、スマホで「この料理の写真見て」って言われて見せられるより、写真なしで、その感動を言葉で説明された方が、聞き手もイメージが膨らんで美味しそうに感じるし、
旅行で見た美しい景色を話をする時も、写真を見せられるよりも、言葉でその感動した情景を言われた方が、聞き手も感動するんです。
スマホの写真を見せるよりも、その生の体験をした人が、五感で感じた感動を、ワクワクしながら目を輝かせて話した方が、聞いてる方もドキドキするんです。
写真を取る時点で、五感で感じることを忘れていて、視覚だけの納得の1枚を撮ることに集中しちゃってて、目の前のことに集中できなくなっちゃんですね。
2人で一緒に景色を見ている時に、相手がスマホを取り出さずに、景色をただ見つめていたら、その人の深さを感じますし、
仮に海に行ったとしても、海の美しさだけじゃなくて、風の匂いとか、波の音とか、砂の感触とか、いろいろありますよね。
でも視覚以外は写真に残すことができないので、写真で取ろうとした時点で、脳が視覚だけに頼って、感動が浅くなるんです。
スマホに写真撮る人と、心に収める人の違いは、感動をどこにストックするかの違いなんです。
感動をスマホにストックする人なのか、心にストックするかです。
スマホにストックする人は、スマホ依存症で、つまり自分ではなく、自分の外の存在に依存してるんですね。
逆に、感動を心にストックできる人は、スマホとか他者に依存しないで自分の心にストックするので、自分に軸を持てると。
なので、そんな風に、感動を心にストックして自分の軸を持ってる人に、魅力とか色気を感じるってことですね。
というわけで、本日は「スマホより、心の中で写真を撮れる人に、色気を感じる。」というテーマでお話させていただきました。
さあ新しい一日が始まる。キミは何をする?
freeでした。