おつかれさま。今日はどんな一日だった?
どうも、とある広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。
このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。
本日は、「大勢の前で話すときの伝え方。」というテーマでお話させていただきます。
1対1では話せるけど、大勢の前でプレゼンとかスピーチするときは、緊張してうまく話せない、とかって方も多いんじゃないかなーと思います。
この「大勢の前で話す」っていうのは、場数がモノを言う世界だったりもするんですけど、
それだと今日の話の意味がないっていうのと、あとは同じ場数を踏んでも、上手い人とそうじゃない人もいたりするので、今日はですね、大勢の前で話す時のコツっていうのをご紹介したいと思います。
で、結論から言うと、「大勢の前で話す時も、一人に向けて話す」これですね。
どういうことかっていうのを、説明します。
1対1で話す場合は、面と向かった相手のことを見ながら話すと思うんですけど、1対多になると、急にどこを見て話せばいいのかがわからなくなるって方が多いんですね。
例えば100人の聴衆の前で話す時は、その100人一人ひとりの顔を順番に見回してしまったりとか、あとは視点を定めずに話してしまったりとか、そんな感じですね。
そういった感じで、ターゲットをぼかしてしまうと、誰に向かってしゃべっているのかもわからないですし、本当に一人きりでしゃべってる朗読みたいな感じになっちゃったりするんですね。
なので、会場の中で、多くの聴衆の中から話すターゲットを一人見つけて、その一人に向かって話すんです。
じゃあ、その一人はどうやって選ぶかなんですけども、これは、その会場の中で、一番あなたの話を聞いてくれている人です。
これは、前に立って会場を見渡せば、すぐにわかります。
会場を見渡すといろんな人がいて、下を向いている人もいれば、寝てる人もいると。
その中で、必ず一人は、あなたを見て、乗り出すように聞いてくれている人がいます。
その人に向かって話すと。
話すペースも、その人の頷きに合わせて話すんですね。
一番聞いてくれている人に向かって話すんです。
その一人をいかに満足させるかを考える。
そうすると、話し手側の熱量も上がってきて、会場の温度も高くなってくるんです。
つまり、一人に徹底的に伝えることで、結果、みんなに伝わるんです。
で、一人に対して伝えるときにやっちゃいけないのが、
寝てる人とか、聞いてない人を見てしまうことです。
大勢の前で話していると、どうしても寝てる人とか、聞いてない人が気になってしまって、
焦って「早く終わせた方がいいのかな」とか思って、無意味に早口になってしまったりすると。
そういうふうに「聞いてない人」にテンポを合わせてしまうと自分のテンポが崩れてしまって、
肝心の「ちゃんと聞いてくれている人」の集中力も下がっちゃんですね。
なので、会場の中で、やる気がない人ではなくて、やる気がある人に、すべてを合わせると。
そうすることで、自分のプレゼンもイキイキしてくるし、会場の熱気も上がってくるんです。
もし会場が広かったりとか、人数が多ければ、会場内の左右に一人ずつ話すターゲットを見つけて、その二人に対して交互に一対一で話していく。
そうすれば、会場全体を見渡してながら話しているように、聴衆からは見えるんです。
これは、あくまで「話し方」にフォーカスした話をしましたけども、
そもそもの話の内容とか、投影するスライドがわかりづらかったりしたら意味がないので、
そこはクリアしての話だよってことを心得ていただければと思います。
話をまとめると、
大勢の前で話すときでも、基本はその中の一人、一番自分を見て話を聞いてくれる人に対して、話すことで、結果全体にも伝わるよっていう話でした。
というわけで、本日は、「大勢の前で話すときの伝え方。」というテーマでお話させていただきました。
さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?
freeでした。