コミュニケーション論

“別に” “ふつう” “なんとなく” が口癖の会話マグロ人間にならない

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おつかれさま。今日はどんな一日だった?

どうも、とある広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。

このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。

本日は「“別に” “ふつう” “なんとなく” が口癖の会話マグロ人間にならない」というテーマでお話させていただきます。

みなさん、マグロって説明しなくても大丈夫ですよね。
まあ会話におけるマグロっていうのは、一言でいうと「反応薄い」ってことですね。
会話って反応ありきじゃないですか。

会話が盛り上がる時って、自分が1出した時に、相手が1以上を返してきてくれて、またそれに対して自分が1以上を出していく、っていう感じで、どんどん掛け算で勢いがついていくイメージなんですね。
絵で表すと、螺旋状に上がっていくイメージですね。

ごめんなさい、螺旋で思い出したんですけど、みなさん、螺旋って言葉知ってますよね。
僕大学生の時に、自分で事務所開いてたんですけど、バイト雇ってて、高校生のバイトもいて、高校生一人が「螺旋ってなんですか?」って、螺旋て言葉を知らなくて、自分が普段使ってる言葉って当たり前じゃないのかも、と思った記憶があります。
なんか急に思い出しちゃった。

で、会話が盛り上がる時は螺旋状に上がっていくと。

じゃあ、会話が盛り下がる時って、どう盛り下がるかっていうと、徐々に盛り下がるんじゃなくて、基本一気に下がるんですね。
一発の言葉で終わっちゃうんです。
その一発で会話を終わらせる言葉が、「別に」「普通」「なんとなく」の3大マグロ言葉ですね。

これ、言われたら、もう会話って続けられないんです。

昔、沢尻エリカが舞台挨拶で「別に」って言って、当時話題になって、一気に干されましたけどね。
あれ、いつだっけなと思ってさっきググったら、2007年って出てて、もう14年前なんですね。
だから、今大学生の人とかだと知らないかもしれないですね。
あとは元AKBの人で島崎遥香が、塩対応とか言われてましたけどね。

で、こういう会話マグロ人間は、会話を強制終了してしまんですね。
自分から話題を提供したりとか、リアクションを取ろうとしないと。
自分から相手を楽しませようっていうサービス精神が皆無で、
いつでも、「相手が自分を楽しませてくれる」っていう、受け身のお客様意識なんですね。
まあ、一言で言うと、愛が足りないんです。

たとえば、最近習い事を始めた人がいたとして、その人に「なんで始めたんですか?」って聞いた時に、「なんとな〜く」じゃ会話って展開しないですよね。
何がしかの理由があるはずで、それを言わないと、会話は続かないですね。
何がしかの心の動きがあったから行動に出たわけで、このマグロ人間は感情を表に出すのが苦手なんですね。

たとえば、「調子どう?」と聞かれて「ふつうです」っていう答えは、質疑応答的には間違っていないですけど、それで会話は終わるんです。
会話っていうのは、文法的に正しいか間違ってるかじゃなくて、それによって会話が展開するかどうかの方が大事なんですね。
調子なんて、ほとんどの場合、普通なんですよ。(笑)
普通に毎日生きてたら、ほとんどの日は、特別良いわけでもなく、特別悪いわけでもないじゃないですか。
だから、「普通」って答えちゃう人は、ある意味、真面目に考えすぎなんですね。
だから、調子良くも悪くもない場合は、「ふつう」って答えてしまう。

これ、例えるなら、アンケート調査の質問で、回答がよく5段階あるじゃないですか。
一番左が「すごく当てはまる」で、一番右が「全く当てはまらない」で、真ん中が「どちらとも言えない」
実際のアンケート調査で、真ん中の「どちらとも言えない」を選ぶのはいいんですけど、マグロ人間は、実際の会話でも「どちらとも言えない」を選んでしまうんですね。

どっちかに振り切る勇気がないんです。
でも、どちらかに振り切らないと、会話は展開しないんです。
だから、間違ってもいいから、どっちかに振り切った方がいいんです。
もしそれで間違えたこと言ったと思ったら、後で修正したらいいんです。

真ん中から外れることが、リアクションであって、
「嬉しい」も「悲しい」も、真ん中から外れたリアクションなんです。
でも真ん中の反応は、喜怒哀楽がないです。

人が一番接しにくいのって、相手が泣いてる時でも、怒ってるときでもなくて、相手が無表情の時なんですね。

なので、会話では、「どちらともいえない」を辞めて、「好き」とか「嫌い」とに振り切ると。
そうすると、必ず、理由がワンセットになるんですね。
それを展開させるのが会話なんです。

というわけで、話をまとめると、会話マグロ人間っていうは、基本的にお客様意識の態度なので辞めましょう。っていうのと、リアクションするときは、「どちらとも言えない」ではなくて振り切りましょう。っていうお話でした。

というわけで、本日は、「“別に” “ふつう” “なんとなく” が口癖の会話マグロ人間にならない」というテーマでお話させていただきました。

さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?

freeでした。

ABOUT ME
とある広告マン “ free ”
慶應大学商学部卒。大手広告代理店に所属。 学生時代に対面コミュニケーションを学ぶため、家庭教師の訪問販売の仕事にチャレンジし、売上ゼロから1年間で全国1位の売上を記録。 大学卒業後、大手広告代理店に入社。 グローバルIT企業、食品メーカー、家電メーカー、大手教育会社、メガバンク、のCM制作などマーケティング施策を担当。 自身の仕事の挫折経験とそれを乗り越えた経験から、20代を中心に次世代を代表する人材を育てるための「ブログWING」をスタート。

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