コミュニケーション論

“仲直り”という高尚なスキル

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おつかれさま。今日はどんな一日だった?

どうも、とある広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。

このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。

本日は「“仲直り”という高尚なスキル」というテーマでお話させていただきます。

なんでサムネイルがレッサーパンダなのかっていうとですね、
僕レッサーパンダが好きで、レッサーパンダの風太君っているじゃないですか。
あの一斉を風靡した、「立つレッサーパンダですね」
画像は風太君じゃなくて、フリー素材なんですけど、
その風太君がですね、僕の地元の千葉にある千葉市動物公園っていうところにいるんですけども、
もう5年くらい前なんですけど、風太君を見に行に、千葉市動物公園に行ったんです。

お目当ての風太くんを見た後に、動物園に行ったらもちろん、他の動物も見ますよね。
で、いろいろ回って、チンパンジーのエリアに行ったんです。
その時、二匹のチンパンジーが檻の中でメチャクチャ喧嘩してたんですね。

檻の中でお互い飛び回って、ギャンギャン騒いで、バチコンバチコンぶつかり合って殴りあったあとに、
その二匹のチンパンジーが少し距離を置いて、睨み合ったんです。

でお互い歩いて距離を詰めていって、「ヤバイヤバイ」って思ったら、
その二匹のチンパンジーがハグしたんです。(笑)
つまり、仲直りをしたんですね。

ちょっと半分笑い話に聞こえるかもしれないんですけど、
僕これを見たときに、ビックリしたというか、感動して、
本当に知能の高い動物なんだなって思ったんです。

相手の気持ちを慮る(おもんぱかる)ことができる動物なんだなって思ったんですね。

この話を人に話すと「その話嘘でしょ」とか言われることあるんですけど、
これガチで本当の話なんです。

で、このチンパンジー事件を見た時にですね、一つ思い出したことがあって、
このチンパンジー事件は今から5年位前の話なんですけど、
次の話はもっと昔で、僕10年以上前に、横浜に住んでいた時期があって、
横浜駅の近くの道で、男性と男性がすれ違いざまにちょっとぶつかっちゃって、
2,3歩歩いた後に、お互いムッとした表情で振り返ったんです。

で振り返った後に、2人がムッとした表情のまま近づいていって、
「これヤバいぞ。止めに入るかな?」って思った瞬間、
片方の男性がムッとした顔のまま「大丈夫ですか?」って言ったんです。
言われた方も「そちらこそ」って言ったんです。

つまり、無事、和解したんです。
これ、めっちゃ素敵じゃないですか。

で、この2人が険悪なムードになるか、和解するか、その分かれ道は、
紛れもなく、最初の一言が、「大丈夫ですか?」だったからですよね。
なので、最初に言ったほうが、謝ったおかげで、言われた相手も謝れたんです。
最初に謝った側の行動で結果が決まって、つまり、最初に謝った方が上手(うわて)だったんです。

みなさんも経験ありませんか?
自分から「ごめん」と言えば、相手も「私こそごめん」って言ってくれるし、
逆に相手から「ごめん」って言ってきてくれたら、今まで相手にムカついていたのに、
急に「私こそごめん」っていう気持ちになってきて、
今までの氷が、さっと溶けていくみたいな感じになると。
やっぱり、仲直りするのと、しないのとでは、そのあとのコミュニケーションの取りやすさも全然違うと思いますし、仲直りした方が自分にとっていいことがたくさんあるんですね。

なので、自分から「ごめんなさい」って言える人は人間関係に恵まれるし、
逆にプライドだけ高くて、謝ることができない人っていうのは、
どんどん人間関係が先細りしていって、運気も悪くなってしまうと。

もちろん、全部が全部、仲直りする必要はないと思います。
どうしても合わない人とか、付き合ってもマイナスにしかならない人とか、
距離を取った方がいい相手もいることは確かだと思います。

最初のチンパンジーの例に戻りますけど、
僕チンパンジーがハグして仲直りするのを観たときに、
「仲直りって、知能の高い動物じゃないとできないことなんじゃないかな」って思って、
これは人間も同じで、仲直りができるって、一つの知能の高さだと思ったんですね。
横浜駅でみた男性2人も、そこで喧嘩になっちゃったら、お互いにとって後味悪くなっちゃうし、
それを避けるために、瞬発的に和解という高度な落とし方にしたと。

なので、これを聞いて、もし「仲直りしたいけど仲直りできてない人がいるっていう人は、
ちょっと考えてみてほしいんです。特に身近な人とかですね。
その人と仲直りするのとしないのとでは、けっこう未来が変わると思います。

もし、思い当たる人がいれば、自分からごめんっていうことが大事で、
それでだめならダメで仕方がないですし、
仮に謝ったときに、相手が許してくれない可能性もあると思うんです。

ただ、大事なのは、そのときに「なんだよ」って相手を責めないことですね。

もう相手が許せないくらいまでになってしまっているのかもしれないですし、
逆に相手がわからず屋なだけかもしれないですが、
どちらにせよ、謝ることっていうのは、見返りを求めてやることではなくて、
「こっちはちゃんと謝ったのになんだよ」って思ってる時点で、
それは本心では悪いとは思っていないんですね。

なので、結果はどうであれ、仲直りするように自分から動くっていう行為が尊いわけで、
それができる人が高尚な人ってことですね。
さて、あなたはどっちでしょうか?

というわけで本日は「“仲直り”という高尚なスキル」というテーマでお話させていただきました。

さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?

freeでした。


ABOUT ME
とある広告マン “ free ”
慶應大学商学部卒。大手広告代理店に所属。 学生時代に対面コミュニケーションを学ぶため、家庭教師の訪問販売の仕事にチャレンジし、売上ゼロから1年間で全国1位の売上を記録。 大学卒業後、大手広告代理店に入社。 グローバルIT企業、食品メーカー、家電メーカー、大手教育会社、メガバンク、のCM制作などマーケティング施策を担当。 自身の仕事の挫折経験とそれを乗り越えた経験から、20代を中心に次世代を代表する人材を育てるための「ブログWING」をスタート。

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