「何を言っているかわからない」と言われるキミへ。
【ビジネスコミュニケーションの基礎】
おつかれさま。今日はどんな一日だった?
どうも、現役広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。
このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。
さて、本日はですね、「仕事で“何を言っているかわからない”と言われるキミへ(ビジネスコミュニケーションの全て)」というテーマでお話させていただきます。
で、今日ですね、ゴリッゴリの仕事の話になるんですけども、これは僕が新人の時にですね、悩み苦しんだことで、もしね、今同じような悩みを抱えている人がいれば、その人の力になりたいと思い、お話させていただきます。
僕が昔通ってたビジネススクールがあって、その時の先生がおっしゃってたのが、すべての仕事は「問題解決とコミュニケーションで成り立っている」と。これ、言い得て妙というか、本当に僕もその通りだと思ってます。
仕事って、コミュニケーションの連続なんですね。
上司とのコミュニケーション、他部署の人とのコミュニケーション、社外の人とのコミュニケーション、それが対面だろうが、電話だろうが、メールだろうが、会議だろうが、全部コミュニケーションなんですね。
だから、コミュニケーションをやっぱり押さえておかなきゃいけないと。
で、コミュニケーション力って言っても、プライベートでのコミュニケーション力と、仕事でのそれは、まったく別のものなんですよね。
で、若手社員が最初に直面するのは、まさにココですね。
学生時代にコミュニケーション力が高いと言われていた人が、社会に出るとそれがまるで通用せず、ことごとく鼻を折られるですね。
なので、タイトルでも書かせてもらったような「何言ってるかわからない」とか言われてしまうことがあるんですね。
これ、僕も死ぬほど言われたんです。
で、この言葉言われると、まあ凹む。これ、言われ続けると、下手すると、仕事で人に話しかけるのさえ怖くなってしまう場合も多いんですよね。
で、10年前に僕も言われたことを、今、僕の会社の若手も同じようなこと言われてるんですね。
なので、けっこう若手の悩みっていうのはある程度普遍的なものがあると思ってます。
で、今日はですね、主に若手ビジネスマン向けに「これだけ覚えておけば大丈夫」と言い切れるポイントを紹介します。
今日の内容ですね、若手ビジネスマン向けの内容で、対象が絞られちゃうかもしれないんですけども、僕個人的には今日の内容は永久保存版だと思っております。
なんかいつもと違って講義っぽい話し方に聞こえたらすみませんが、若手へのエールを込めてお送りします。
「何言っているかわからない」って言われる人も、話をわかりにくくしている原因って、実は3つしかないんですね。
なので、この3つを避けることができれば、話は圧倒的にわかりやすくなります。で、そのための具体策もお話します。
じゃ早速、その3つをお話しますね。
わかりにくい理由①:
話が長すぎて、ポイントがわからない。
話がわかりにくい理由その①は、「話が長すぎて、ポイントがわからない」です。
部下が上司に、報告とか相談をダラダラ話していると、上司はだんだんイライラしてきて、上司の頭の中は「で?で?結論は?結論早くいって!」ってなってます。基本的に、上司が知りたいのは結論です。まず結論を聞いて、不明点があれば、その過程を聞いてきます。
多くの部下の人は、頭に浮かんだ言葉をダラダラ時系列で話しちゃうんですね。これだとポイントがわからないんです。
で、それに対しての具体策は、まあここまで言えばわかると思いますけど、「結論から話す」ですね。
で、ポイントは、「結論から言うと〜」を口癖にすることです。
結論を一番最初に伝え、その後にその結論を補足する理由を付け加える感じですね。
この口癖は「理由は2つあります」ですね。まあ3つでもいいんですけも(笑)。
「結論から言うと〜」と合わせ、その後に、「理由は2つあります」この流れをクセにしましょう。
結論を話した後に、その結論に至った理由や背景を説明することにより、相手はその話に納得し、理解できるようになる。
あとプラスでご紹介しますが、これは「結論から言うと〜」に近いんですけど、相手に一発で話の内容を要約して伝える言葉としてオススメなのが「一言でいうと〜」ですね。これは、話のすべてを理解した上での要約力が必要になる。
ただ、上司からすると、一発で内容を理解できるので、すごく助かる伝え方ですね。
わかりにくい理由②:
事実と考えがごっちゃになっている。
で、続いて、話がわかりにくい理由その②は、「事実と主観がごっちゃになっている」ですね。
えと、事実と主観の違い、わかりますよね。
事実は誰から見ても、100%正しいといえることで、それ以外の解釈の余地がないことですね。
で、よく失敗するのは、たとえば上司とコミュニケーション取る時に、「100%正しい事実」と、「自分の主観的な考え」をごちゃまぜにして伝えてしまう場合ですね。
で、これをごっちゃに伝えて、受け手が、「主観」で事実ではないことを「事実」として受け取ってしまうと、間違った情報が伝わってしまうんですね。
で、上司が聞きたいのは、まず「事実」です。
キツい言い方すると、部下の人がどう考えるかは、1回どうだっていいんです。で、必要に応じて主観を聞くって感じです。
だから伝えるときは、
(まず事実を伝え、)「ここまでが事実です」で事実を伝えた上で、
「で、ここからは僕の推測なのですが、」といって、ちゃんと事実と主観を分けて伝えるってことですね。
やっかいなことがあるとすると、伝える本人が、何が事実で、何が主観かを、ちゃんと理解できていない場合ですね。これはもう、常に意識して徐々に事実と主観を切り分けられるようにしないといけないですね。
で、実践バージョンとして、事実と主観を分ける、の報連相バージョンをご紹介すると、
部下から上司に何かを相談する場合、先ほどと同じように、まず事実を伝えて「ここまでが事実です」と伝え、その上で、「ここからが相談なんですが」と言って、相談事項を入れるっていう感じが望ましいですね。
わかりにくい理由③:
主語がなく、文法として不完全な話をしている
で、続いて、話がわかりにくい理由③は、「主語がない」ですね。
部下が上司に報連相をするときに、たとえば、「これこれこういう作業を依頼されまして〜」って言って、え「誰から?」ってツッコミたくなると。
この場合は、誰が依頼したのかっていう主語が抜けてるんですけど、そういう伝え方する人がけっこう多いんですね。
野球のピッチャーとキャッチャーをイメージしてほしいんですけど、ピッチャーが投げたボールを、キャッチャーが受け取るじゃないですか。
ここには、情報が3つあって、ピッチャーと、移動するボール、とキャチャーですね。
で、主語入っていない会話っていうのは「ボールが投げられました」としか言ってなくて、「え、誰が、誰に投げたの?」って感じで、ピッチャー、場合によってはキャッチャーも入ってないと。
部下の方は、伝える内容が頭の中で映像化できているから、伝えられてる気でいるんですけど、上司の方は何も事前情報がないので、
伝える側としては、頭の中の登場人物を全て出して、その映像を細かく説明しないと、同じ映像を共有できないんですね。
対策としては、もうわかると思いますが、状況を説明する際は、「誰が」「誰に」「それをしたのか」英語でいうとSVOですね。これをちゃんと伝えないと、内容を正しく理解できないんですね。
というわけで、話をまとめると、「何言ってるかわからない」って思われる理由は3つしかないと。
理由その1,話が長くてポイントがわかりにくい
それに対しての対策は、「結論から言うと」と「理由は2つあって」を口癖にすると。
理由その2,事実と主観がごっちゃになってる
その対策は、事実と主観をきちんと切り分けて話すと。
理由その3,主語がない
については、「誰が」「誰に」それをしたのか、っていうことを伝える、ですね。
以上3つです。
もちろん、これ以外にもたくさんあるんですけど、この3つが完璧にできてれば9割は大丈夫です。
というわけで、本日は、「仕事で“何を言っているかわからない”と言われるキミへ(ビジネスコミュニケーションの基礎)」というテーマでお話させていただきました。
さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?
freeでした。