若手で周りからダメだと思われている奴ほど、ビジネスでのキホンのキである敬語をちゃんと理解できてなかったりする。
「はい、私も先ほどご飯を召し上がりました」
「いえ、私はそのことはご存知じゃないです」
「先ほど私からおっしゃったことは」
ちゃんとした人からすると耳を疑うくらいの話ばかりだ。
召し上がるは尊敬語であり、相手に使う言葉。自分の場合は「いただく」が正しい。
知るの謙譲語は「存じ上げる」であり、「ご存知」は尊敬語であり相手に使う言葉。
おっしゃったは「言う」の尊敬語であり、自分が使う場合は「申し上げる」が正しい。
敬語は、ビジネス上のコミュニケーションを行う上での最低限のルールであり、
これを知らずに仕事をするのは、オフサイドを知らずにサッカーをするようなものだ。
「とんでもございません」
この言葉も存在しない。
まずは敬語の本を一冊買って、完璧に使えるようになること。
このような基本だけどディテールな部分で、きちんと覚える人と手を抜く人では、今後雲泥の差が出る。
言葉遣いは、ちゃんとした人ほど見ているものだ。
学校とは違い、大人になると、仕事のミスは怒られるが、このような細かいマナーなどは注意してくれる人がいなくなる。
だから、できていない人も「自分ができていない」ということすら気づかずに、周りから冷ややかな目で見られていくだけだ。
できる人ほど基本や土台を大切にする。
まずは敬語という土台から固めていこう。
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