おつかれさま。今日はどんな一日だった?
キミの部下は期待通りに動いてくれただろうか。
もし期待はずれの動きをしてたらキミは部下を叱ったかもしれないね。
ただ部下を叱る時に気をつけてほしいことがある。
それは、アウトプットだけを見て部下を叱らないようする、ということだ。
アウトプットとは何か?
それはキミが部下を怒りたくなった出来事だ。
たとえば、
・得意先からクレームの連絡が入った
・予定の日に商品が納品されなかった
・キミの電話に部下が出ない
など、今キミの「目に見える」出来事のことだ。
今キミの目に見える出来事は、結果に過ぎない。
その結果に至るまで何かしらの経緯があり起こってる。
もしかしたら、部下は何も悪くないかもしれない。
アウトプットというのは、海面から出てる氷山の一角に過ぎないんだ。
その裏には、海面から出ていない、多くの面が存在する。
キミがまずすべきことは、叱る前に、部下に事情を聞くことだ。
その事情を聞いた上で、明らかに部下が失態をしていれば、そのミスをしているがわかれば、それに対して叱ればよい。
具体的には以下の内容を部下と話そう。
1、アウトプット(=結果、目に見える部分)
2、プロセス(=アウトプットに至った経緯。事実。)
3、課題点(=プロセスのどこに問題があったか。)
4、対処策
大抵の上司は、「1、のアウトプット」だけ見て部下を叱ってしまう。
「2、プロセス」で事実関係を確認し、「3、課題点」において、そこに部下の失態があれば、それに対して叱るのが正しい叱り方だ。
プロセスを把握してないのにアウトプットだけ見て叱るのは、相手の事情を何も知ろうとせずに自分のことしか考えてない証拠だ。
アウトプットという表面だけ見て叱ってしまうから、部下は「何も見てくれない」と上司に不満を持ってしまう。
逆にプロセスを把握した上で部下を叱れば、部下も本当に自分が悪かったと反省するだろう。
まずは、部下の仕事をきちんと「見る」ことだ。
それが部下との信頼を築く上で、また仕事を円滑に進める上で大事なことなんだ。
さあ明日はどんな一日にしよう。キミは何をする?