「金額が高い」は金額ではなく、クオリティへの不満。
おつかれさま。今日はどんな一日だった?
ビジネスマンにとって、見積のやり取りや金額交渉なんて日常茶飯事だと思う。
キミの出す金額が「高い」って言われると、きっと多分いい気がしないよね。
金額が高い、と言われるのには理由がある。
「金額が高い」と言われるのは、キミが提供するサービスの満足度と比べて、金額が高い、と言われているんだ。
キミへの満足度<コスト
になってしまっているってことだ。
お客様の満足度のポイントは「クオリティ」と「スピード」。
じゃお客さんが感じる「サービスの満足」とはなんだろうか?
実はサービスの満足度は、2つしかない。
クオリティとスピードだ。
たいしたクオリティのものを出していないのに値段が高いと、そりゃその不釣り合いから不満が出て当たり前だ。
「大したもの作ってないんだから、もっと安くしてよ」とは誰もが思うだろう。
満足されなかった時に、自分たちの都合を言い訳にしない。
「高い」と突っ込まれた時、「高くなるのは〇〇が理由だからしょうがない」と自分たちの理由を押し付けようものなら最悪だ。
相手からすると、そんな理由は知ったこっちゃない。
クオリティやスピードへの満足度は、キミが判断することじゃなく、あくまでも受け手であるお客様が判断することだ。
満足度を表す公式
お客様の満足度を測る方程式はシンプルだ。
■お客様の満足度を高める方程式
クオリティ+スピード ≧ コスト
■お客様の不満を高める方程式
クオリティ+スピード ≦ コスト
ここであるパラドックスに気づくだろうか?
満足度を高める方が、コストの方が小さいので短期的には損をして、
不満を高める方が、コストの方が大きいので短期的には得をするんだ。
目先の利益に飛びつかない
もしキミがビジネスマンとして成功したいなら、
前者の短期的な損を取らなきゃいけない。
逆である後者の「短期的な得」はクライアントからは不満が高まるから、その不満が一定以上に高くなってしまうと、結局お客様から切られてしまうんだ。
前者は「短期的には損」だけど、満足が高いから、ビジネスが長期的に続く。
そして、
クオリティ+スピード ≧ コスト
この公式からも分かる通り、
クオリティとスピードが高くなるほど、許容できるコストも上がる。
稼ぎたければ満足度を上げる
だから、お金を稼ぎたければ、常にクオリティとスピードでクライアントの満足度を高めれば、それに比例してもらえる金額も増える。
そして、明らかにクオリティとスピードで満足を与え続け、金額も控えめにしていたら、向こうからもっと払いたいと思うだろう。
いつでも、「クライアントの満足度≧自分の利益」が成り立つように仕事をする。
信頼を上げると、交渉がかなり楽になる。
信頼を上げておくと、向こうからもっとお金を支払いたくなってくる。
そしてそのうち、大きな金額感のビジネスを任されるときがある。
その時に、信頼が高ければ、大きなお金を動かせるだけの金額を払ってくれるんだ。
チマチマ少ないお金をもらうよりも、やがてくる大きな仕事に向けて、一つ一つ、今はクライアントの満足度を高めることに専念しよう。
さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする。