おつかれさま。今日はどんな一日だった?
どうも、とある広告マン「free」がお届けするコミュニケーションの学校です。
このチャンネルでは、今まで学校で教わってこなかった「コミュニケーション」についてお話することで、みなさんの生活のお役に立てればと考えております。
本日は、「「週末は何してるの?」「その日によって違います」でアウト。」というテーマでお話させていただきます。
テーマが長いっすね。(笑)
今日も会話の返しについての話になります。
「週末何してる?」っていうのは、会話の中でよくある質問だと思うんですが、この時に、してはいけない返事が、「その日によって違います」っていうことなんですけど、「その日によって違います」っていうのは文法的には間違ってはいないですけど、生の会話では、感じ良くはないですよね。
これ、答える側としては、悪気はないというか、以前も話したような完璧主義者の答え方で、「週末何してる?」って聞かれると、毎週末やってることじゃないといけないような気がしちゃんです。
でも、質問した側の意図としては、相手が何が好きな人のかっていう「人となり」を知りたくて質問しているだけなので、それなのに「その日によって違います」だと全く伝わらないですよね。
じゃどうすればいいか、て話なんですけど、どれか一つの具体例を答えればいいんです。
これが、返しの一つ、「具体化」です。
「週末って何してるの?」って聞かれて、
「そうですね、先週末は映画の◯◯見に行きました」とか、
「先週末は友達とドコドコに飲みに行きました」でいいんです。
別にどこもでかけてなかったら「家いた」でもいんです。
そうすれば、そこから会話が「映画よく見るんですか?」とか「ドコドコへはよく行くんですか?」っていう風に会話が繋がると。
会話って具体的に答えないと、つながらないんですね。
なので、抽象的に話ばっかりだと、続けるの無理なんです。
具体的に答えることで、初めて会話の内容が映像化されて、聞き手にイメージができるんです。
「その日によって違います」っていうのは映像化できないですけど、「映画に行った」とか、「飲みに行った」とかっていうのは映像化できますよね。
でもやっぱり聞き手はもうちょっと解像度を上げたくなって、何を見に行ったの?とか、何を食べたの?とか、他にはどんなものが好きなのか、っていう話になっていくと。
これ、すべて映像化されたものをより解像度を上げるためのツッコミなんですね。
会話で完璧主義になっちゃう人は、会話を映像化するよりも、相手の質問に100%重なる答えをしようとしちゃうと。
100%重なる必要はなくて、逆に言うと1%でも重なっていればいいんです。
100%答えなきゃっていう人は、質問されたことに対して、「それってどういう意味ですか?」みたいに、質問の定義付けから入っちゃうことも多いんです。
会話っていうのはもっとファジーなもので、定義は聞き手が勝手に解釈して、自分なりの解釈で答えちゃってよくて、その方が会話は弾むんですね。
話をまとめると、「週末は何しているの?」っていう質問に対しては、「その日によって違います」だと、何も伝わらないので、どれか一日をピックアップして具体化して答えればいいよ、っていうお話でした。
というわけで、「「週末は何してるの?」「その日によって違います」でアウト。」というテーマでお話させていただきました。
さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?
freeでした。
僕も、収録配信で、「このネタウケんのかな?」とか、「この流れだと説得力弱いかな」とか、配信する前にけっこう完璧主義的な感じで無意味に考えすぎちゃうことあるんですけど、配信ももっとファジーに考えるクセもつけなきゃな〜なんて考えたりしています。