ありがとうの一言が言える人間になろう。
おつかれさま。今日はどんな一日だった?
キミの周りに、「人望のある人」と「人望のない人」がいると思う。
その違いは何か考えたことはあるかな?
もちろん、人望の構成する要素は一つじゃないし、数多くあるだろう。
ただ、人望がある人に必ず備わっていて、人望がない人には備わっていない要素が一つある。
それは、周りに「感謝」することができる力だ。
仕事は自分一人ではできない。その当たり前の事実を忘れないようにする。
キミが若手であれば、上司や先輩に仕事のやり方を聞きながら仕事を進めるだろう。
そして、実際に仕事をリードしてくれるのは上司であり、キミは細かい実務をやるだけかもしれない。
部下からすると、上司がいなければわからないことも誰にも聞けず、すべて自分で調べながらやるしかない。ミスした時に誰もケツをふいてくれない。
上司からすると、部下がいなければ、今部下がやってくれている細かい実務もすべて自分でやらなければいけない。
仕事は自分ひとりではできない。
上司がいるから、部下がいるから、仕事が回っている。
この当たり前の事実を忘れてしまうと、人に感謝を忘れてしまう。
わからないことを教えてくれる上司・先輩に感謝をしよう。
キミがわからないことを先輩に聞いたら、必ず「ありがとうございます」というようにしよう。
「上司や先輩は教えてくれて当たり前」ってキミは思うかな?
確かに、部下に仕事を教えるのは上司の仕事のうちではある。
上司も自分の仕事を抱えている中で、プラスでキミに教えてくれているんだ。教えてくれない上司も世の中にはたくさんいる。
教えてもらったら「教えてくれてありがとうございます」
仕事を協力してくれたら、「協力してくれてありがとうございます」
を忘れずに言うようにしよう。
仕事をしてくれる部下に感謝をしよう。
優秀な部下が、キミの元を去ったとして、その後任の人が、前任の優秀な人ほど結果を出せなかったとする。
その時になって、前の人への感謝が湧いてくる。
「思えばアイツが何でもやってくれていたな…」なんて。
でも、その人がいなくなってから感謝を感じているんでは遅い。
今いることの感謝をして、その感謝を直接伝えてあげなくてはならない。
部下は感謝を伝えられると、自己肯定感が上がる。
そして、キミの元でもっと働きたいと思うようになるだろう。
今キミに部下や後輩がいたとして、彼が急にいなくなったら、きっとキミは困るだろう。その部下が優秀である/ないに関わらず、だ。
だから、今部下が仕事をしてくれていること自体に、キミは助かっているはずだし、その事実に感謝をしなくてはいけない。
雑用を頼んで、やってもらったら「ありがとう」と言おう。
キミが誰かに雑務を頼んだとする。
「コピー取っておいて」
「事例をまとめておいて」
「資料作っておいて」
これをやってもらったら、必ずお礼を言うようにしよう。
当たり前の話すぎて、わざわざ書くのもバカらしい話だし、キミもこれくらいの常識は備わっていると思う。
けど、自分自身が忙しかったりすると、ついついこのお礼の一言を忘れてしまったりする。
任された方は、「ありがとうくらい言ってくれてもいいんじゃないか?」と思うだろう。
ありがとうの一言は、すぐに言えることだ。
そして、キミと仲間の絆を失わないためのキーワードでもある。
だからこそ、「ありがとう」という魔法のことばは、使いすぎても困ることはない。
感謝をできる人間か、そうでない人間かは、キミという人間を高貴にするか下賤にするか、の分かれ道になると思ってかまわない。
キミはどっちの人間になることを選ぶだろう?
さあ、新しい一日が始まる。キミは何をする?